改めて「補助者」に関する共通認識。

補助者、立てていますか?

冬場のフライト、寒さに負けずに楽しんでおられますでしょうか?

今回は改めて補助者に関して、既にご存知の方も初心者の方にもお読みいただければと思います。

現行の標準飛行マニュアルから3.安全を確保するために必要な体制の一部を抜粋致します。

3-1 無人航空機を飛行させる際の基本的な体制
・場所の確保・周辺状況を十分に確認し、第三者の上空では飛行させない。
・風速5m/s以上の状態では飛行させない。
・雨の場合や雨になりそうな場合は飛行させない。
・十分な視程が確保できない雲や霧の中では飛行させない。
・飛行させる際には、安全を確保するために必要な人数の補助者を配置し、相互に安全確認を行う体制をとる。
・補助者は、飛行範囲に第三者が立ち入らないよう注意喚起を行う。
・補助者は、飛行経路全体を見渡せる位置において、無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化等を常に監視し、操縦者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行う。

はい、完全に補助者ありきがベースになっているんですね。

操縦者であるあなた様以外に「周囲の安全などを確認する補助者」が必須なのです。

これが下地というか前提であります。この前提を頭に入れながら読み進めていきます。

よって、その後の項目というのは基本的に「補助者ありき」として記載されているということになるんですね。

3-2 人又は家屋の密集している地域の上空における飛行又は地上又は水上の人又は物件との間に 30mの距離を保てない飛行を行う際の体制

これはDID地域、人・物件30m未満飛行に関する許可承認の項目となっていますが、ここでは

・飛行させる無人航空機について、プロペラガードを装備して飛行させる。装備できない場合は、第三者が飛行経路下に入らないように監視及び注意喚起をする補助者を必ず配置し、万が一第三者が飛行経路下に接近又は進入した場合は操縦者に適切に助言を行い、飛行を中止する等適切な安全措置をとる。
・無人航空機の飛行について、補助者が周囲に周知を行う。

こんなふうに書かれています。

あくまで航空局標準マニュアルで求める3.安全を確保するために必要な体制においては、すべての飛行に対し一律に求められているものですので、その大前提があって、そのうえで「DID地域、人・物件30m未満の飛行をする際においては」プロペラガードを装備するか、装備出来ないなら補助者の配置や周知などが必要ということになるんですね。

なので文章としては

(補助者を配置した上で)3-2 人又は家屋の密集している地域の上空における飛行又は地上又は水上の人又は物件との間に 30mの距離を保てない飛行を行う際の体制として、飛行させる無人航空機について、プロペラガードを装備して飛行させる。装備できない場合は~(以下略)

と、このようになるわけです。(こういうちょっとわかりにくいのって霞が関文学って言うんですかね?)

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では補助者不要でドローンを飛行させるにはどうしたら良いの?

それは許可承認不要の場所、飛行をする…ただそれだけです。

下記場所、飛行方法に「当てはまらないもの」であれば許可承認は不要です。

単純にこれだけです。

するとやはり海・山・河川などの場所が中心になるのかなぁと思います。

都市部ではまず不可能ですよね(;´∀`)

改めて共通認識としてご案内させていただきました☺

現状では航空法が適用されない200g未満の機体を飛行させている人はわざわざ補助者は立てないですよね。

でも・・・海とか山とか第三者が存在する可能性の低い場所くらいは立てなくて良くない?とは思うんですが・・・。。

補助者の役割を果たすAIドローンが開発されてくれれば良いんだけどなぁ…DJIさん、作ってくれませんかー(;´∀`)

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