【航空法改正案】直近の色々詰め合わせ

先日↓以下の記事をお伝え致しました。

で、今は参議院にて改正航空法の審議等が行われているわけですがその中での記事をちょっと引用したいと思います。

まずは国民民主党の浜口委員長の質疑です。

ドローンの活用は、空の産業革命とも言われています。今回の法改正で、有人地帯での補助者なしの目視外飛行、レベル4の飛行を2022年度に実現する環境を整えます。ドローンは陸上輸送が困難な地域への物資の配送、道路の橋げたの点検、農薬の散布など、幅広い活用が期待されています。レベル4の飛行は、安全面の確保と住民の理解が不可欠です。ドローンのレベル4の今後の対応について、所見を伺います。

 2020年4月時点でドローンの操縦者に対する講習等を実施する団体は、735団体あります。一方、講習を行う団体の中には、講師の質が保たれていない、安全意識や法令遵守の意識が低い人物が運営を行っている等の問題点も指摘されています。国は、ドローンの操縦ライセンスを創設し、国の登録を受けた民間講習機関で講習を修了した場合には、試験の一部または全部を免除する方針です。国は、民間講習機関に対して、カリキュラムの共通化などを図るとともに、指導監督を厳格に行う体制を整備すべきと考えますが、見解を伺います。

引用:https://new-kokumin.jp/news/diet/2021_0528

当相談室スタッフの私もドローンスクールに通いました。特に講師の方に悪い印象はありませんでしたし、ドローン愛にあふれている方だったと記憶しております。

どんな講師であれ人間ですから致し方ない部分は多少あるとしても、適切な方が講師になってくれればドローンユーザーも気持ち良くマナーを守った層が広がっていくのではないかと思います(*‘∀‘)

最近は自動車教習所などでもドローンスクールをやっているところがありますよね。ライセンス制度が本格化することでスクールも増えていくと予想されます。

続いては立憲民主党の青木議員からの質疑。

 今回の法改正でレベル4が解禁され、市街地や住宅街など人がいる上空を補助者なしで目視外で飛行することが可能になることについて「飛行の安全性の確保はいかに図られるか」赤羽大臣に確認しました。また、個人のプライバシーにも注意が必要で、住宅の上空やマンションの傍を飛行する場合、住宅や住民を搭載されたカメラで撮影することが技術的に可能となると指摘し、「ドローンによる第三者のプライバシーの侵害を、如何にして防ぐか」赤羽大臣に確認しました。

 また、多くの愛好者が楽しんできたラジコン飛行機(無線操縦の模型飛行機)への法改正の影響について、「ラジコンをドローンと同じ枠組みで規制を強化すると、長年引き継がれてきたモノづくりの心が縮こまるだけでなく、ラジコン飛行機を趣味とする文化自体が消滅してしまうのではないか」と懸念を示しました。青木議員は趣味として楽しんでいるラジコン愛好者に対しては、手続きの簡素化や負担の軽減などの配慮するよう、赤羽大臣に検討を求めて質問を終えました。

引用:https://cdp-japan.jp/news/20210528_1427

飛行の安全性の確保は確かに一番争点になるところだと思います。トイドローンが頭上を飛んでいてもそこまでの危険性は感じられませんが、大型のドローンになればそもそも飛行音自体もかなりのもので恐怖を感じることもあるでしょう。

そしてやはりラジコン文化への消滅の懸念や負担軽減に関しての質疑を行ったことがユーザーとしては気になる点ではないでしょうか。

リモートIDの実態などまだまだわからないこと、決まっていないことはあるのでユーザー側としてはやきもきさせられっぱなしですよね。

最後は共産党の武田良介議員です。

また武田氏は、米軍横田基地所属ヘリの訓練空域を米軍が自ら設定している問題を示し、「異常事態だ。直ちに中止するよう米軍に求めるべきだ」と批判しました。

 同法案による無人航空機(ドローン)の有人地帯での目視外飛行(レベル4)解禁は、土地所有権侵害の問題があり、厳格な安全性が担保されておらず時期尚早だと主張。赤羽国交相は「無人航空機が飛行することが直ちに所有権の侵害にあたるものではない」などと述べました。

引用:https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-05-30/2021053002_05_1.html

確か先日「飛行経路下の私有地等の物件管理者との事前調整の実施については、トラブル防止の観点から推奨するものであり、安全確保の観点で航空法で許可承認を行う際の必須条件としているものではないところ、この点を明らかにする観点から、添付のとおり「飛行マニュアル(航空局標準)」を一部改正することと致しましたのでお知らせ致します。」というお達しがありました。

確かにトイドローンや200g未満のドローンだったとしても自分の家の上をビュンビュン飛ばれていたら気持ちの良いものではないでしょう…。

そういったわけで2021/5/28の参議院での航空法改正案に関する質疑をいくつか抜粋してみました。

最新情報等が入り次第、逐一報告していきまーす(*‘∀‘)

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