【現代の河岸】国交省が全国18箇所で河川上空を活用したドローン物流の実証実験

国交省が2022年9月~2023年5月までの間に、参加団体らと共に実証実験(現地実証/意見交換会)の実施を行っていくということです。

資料には

○実証実験の目的
物流分野等の担い手不足や地方部の人口減少・高齢化等が進行する中、障害物の少ない河川
上空での、ドローン物流の社会実装を促進することで地域課題の解決や地域活性化を図ることが期
待されています。
また、河川巡視へのドローンの活用の検討も進められており、将来的に巡視用ドロ
ーンも含め複数のドローンが河川上空を飛行することが想定されます。そこで、河川上空におけるド
ローン物流の更なる活性化を図る
ため、河川上空を飛行ルートとして活用する際のルールづくりの必
要性や支援策等の検討に向けて実証実験を行います。

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001510055.pdf

このように河川上空を飛行ルートとした活用していくということが書かれています。

これを読んで、ふと頭に浮かんだのは江戸時代の水運です。当時は舟で地方と江戸を繋ぐ物流の要となっていたわけですが、その時代の人がまさか数百年後に河川の上をドローンが荷物を運ぶような時代になる…とは思いもしなかったでしょう。

当時は河岸(かし)という、荷物を積んだり下ろしたりする場所が色々な物資と人で溢れかえっていたそうです。
有名なところで言うと木場(きば)でしょうかね。
ドローンがびゅんびゅん飛ぶようになれば、ドローンの離発着場にもなりますから安全面を考えて、広々とした土地が必要なのでは?とも思いました。
ですがドローン自体は舟と比べて大量に輸送出来るわけではないですから、そこまで大量の荷物保管所が必要になるのか…?運ぶものにもよりますけども。

ですがちょっと心配なのは河川にも高速料金が発生するような規制がかかってしまうのではないか…という点です(;’∀’)ドローンにリモートIDを搭載することで、それがETC代わりになって機体が一定の間隔で設けられたゲートをくぐるたびに河川高速料金が発生する…(笑)みたいなことも起きそうですね。
お上はそこまで非情ではないことを願っていますが★

何にせよ、この実証実験は是非動画で見たいですね~。楽しみにしています。ちなみに私が秋川という河川上空を飛行させた動画も貼っておきます。

▼一方日本はその頃・・・