【禁輸リスト】アメリカ、DJIに「NO」

DJIが米商務省の禁輸リストに入ってしまいました

皆様ご存知のドローン市場の巨人、DJIがアメリカの禁輸リストに加わることになってしまいました。今回の禁輸リスト入りはDJIだけはないとは言え、DJIにとっては大きなマーケットを失う痛手となりそうです。
12/24追記 よくよく調べたら販売自体はアメリカで継続されるとの事です。

先日は次世代通信規格5Gでの問題によって同じく中国企業の華為がアメリカからNOを突き付けられていました。今回のDJIの件もその延長線上に考えるのは筋なのかもしれません。(最もDJIはDJIでずーっとアメリカで何故か同じ中国企業のドローンメーカーと特許関係のことで争っていましたが)

DJIが前々から問題視されていたのは、2017年中国が制定した「国家情報法」というものも大きく関係していることは間違いありません。

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国家情報法…2017年に中国が制定した法律。組織・個人は中国政府の情報活動に協力せよ!といったものです。

確かにそうなるとアメリカからしてみればたまったものではありません。自らの国のインフラや重要事項、軍事機密などもDJI製ドローンで撮影されて、全部中国政府に情報として筒抜けになってしまったらと考えると…国防の観点からしてみても、確かに当たり前の話ではあります。

今回記事で言及されたのは「DJIはウイグル地区でのウイグル人弾圧を監視することで利益を得てきた。人権侵害に加担している!!」という点です。同じくドローンメーカーのSkydioは非常に厳しい言葉を寄せていますね。

12/22追記 当のDJIはどうかと言うと…

DJIは禁輸措置に「失望」しているとしながらも、米国の顧客が同社製品の購入をやめることはないだろうとコメント。

12/21(月) 11:53 Bloomberg

まぁ…ぶっちゃけ、よほど強い愛国心を持っていたとしても…ドローンユーザーにとってDJI製品を買わないっていうのは、普通の人がGAFAサービスは利用しませんって言ってるのと同じようなものかもしれません。

日本はどうなる?どうする?

先日からわーわー言うてます通りに日本でもドローン規制で現行の200g以上の機体規制→100g以上の機体規制になるという流れになりました。

日本としては公的機関も続々とDJIは事実上禁止のような形になっていく最中でありまして、さすがに禁輸まではいかないとは思いますが…ちょっと様子を見てみないことにはわからないですね。

DJIも新製品をリリースしていく中でこういったことが起きてしまったのは非常に残念なことでしょう。

ですがピンチはチャンス!っていうことで、誰にも抗えない魅力を持った製品が産まれることだってありますよね。

こうなったら他各国は「DJIドローンを監視するドローン」を発明するのしかないかもしれません…。うーん、難しい。

皆さんは今回のアメリカの禁輸対応はどう思いますか?

▼余談なんですが

クリスマスプレゼントにDJIのこれ、いかがですか?

空ではなく、陸っ!!!まるでTUBEが冬に新曲出すみたいな新鮮さを感じます(笑)

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