【続報】政府の中国製ドローン取り扱いに関して(2020/10/21)

政府が中国製ドローンを事実上排除、「防衛」視点でも国産ドローンは必須に

政府は、2021年度以降に購入する飛行ロボット(ドローン)で、中国製ドローンを事実上、排除する方針を決めた。国産メーカーにとっては、市場拡大のまたとない好機だ。とはいえ国産品は、現時点では中国製や欧米製と比べ、価格や性能の面で開きもある。国家安全保障や、国内産業の育成を図る上でも、官民一体の腰を据えた開発支援体制が求められる。

10/19(月) 12:09 ニュースイッチ

以前、当サイトでお伝えいたしました中華製ドローンのニュースに関して、政府が明確に排除の方針を決めたようです。

中国は2017年に、中国のどのような組織であっても情報提供においては政府・共産党に協力しなければいけないという内容の法律を制定しました。

 ドローンはIoT(モノのインターネット)で外部通信とつながり、人工知能(AI)や高精細センサーカメラで撮影した動画像データを、地図情報とともにリアルタイムで外部へ送信できる。

10/19(月) 12:09 ニュースイッチ

確かに国防の観点から考えると、中国製ドローンを使って様々な国家行事だったり、演習だったり、警備だったり、安全上の機密事項だったり、非公開のことをしている時に全部データが筒抜けになってしまっては大変ですよね。

国防・安全保障上の観点から考えても、誰もが納得するとは思います。

日本以外にも既にアメリカやヨーロッパなどで中国製ドローンの調達禁止・制限といった動きがありまして。

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この流れで中国製ドローンを全面輸入禁止という事にはならないでしょうけども将来的にそうなってしまったら、非常に困りますよね…。普通のホビーとして、ちょっとした業務で中華製ドローンを使っている方は多いでしょうから。

逆に国産メーカーでどこまで対抗出来るのか??という疑問が生じてきます。

ここでちょっと別なニュースを。

DJIを有する深セン、ドローンメーカーは600社超え 年間取引総額は約8000億円

昨年末時点で、深セン市内のドローンメーカーは600社を超え、消費者向けドローンは世界シェア80%を、産業用ドローンは中国国内シェア60%を占め 、年間取引額は500億元(約8000億円)近い。

10/17(土) 10:03 36Kr Japan

え!?600社もあったの!?と思わず驚きました…。中国製ドローンのすごさを表すニュースです。そして消費者向けドローン世界シェア80%!?

これは多い。もはや乱立という言葉では足りません。石を投げればドローンにぶつかる…そう言っても過言ではないでしょう。さすが中国のシリコンバレー…おそらく「JDI」とか「DIJ」っていう似たような名前の企業がありそうな感じもします(笑)その上で世界シェアの80%をも誇っています。

ちょっとした空撮、ホビー、ちょっとした業務でしたら中国製ドローンにとてもとても勝つなんてことは難しいと思います。これはおそらく国内メーカーの方なら誰もが肌で感じている事でしょう。

しかし、今回はひとまず産業用ドローンという事ですから、有望な国内メーカーも活気付くのかなぁと思います。

先日のジャパンドローンでもたくさん色々なドローンがありましたし、悪いばかりの話でも無いとは思います。

ジャパンドローン2020

ただ、ちょっと気になるんですが…

 政府機関が保有するドローンは海上保安庁や防衛省、総務省、林野庁、警視庁など合計で1000機近くとみられる。国産メーカーにとっては有望な新市場が生まれることになる。

10/19(月) 12:09 ニュースイッチ

え?????たった1000機??????たった1000機で有望な新市場が生まれる事になってしまうんですか(;’∀’)??

やっぱりまだ国内市場って弱いんでしょうかね…?

そしてブルーイノベーション(東京都文京区)の熊田貴之社長や、自律制御システム研究所の鷲谷聡之社らはこう語っています。

「ドローンはもはや汎用品ではなく、市場用途に合わせて専用機を開発する時代に入った」。

10/19(月) 12:09 ニュースイッチ

安価にして一般販売するのではなく、高価な産業用ドローンとしてターゲットを絞るやり方なのでしょうか。

1機数百万~数千万ですから、よほどの事が無いと決断が出来ないお買い物のような気もします(;’∀’)

国産品は中国製ドローンと違い、「一点モノ」重視で作られているため価格がものすごい高い、しかも国内市場を考えるとニッチな産業になってしまいそうな気もしそうですが…それでもドローン市場が活性化し、成長することを応援します!

今回はあくまで安全保障上・国防上の観点から、政府機関が中華製ドローンを使用しなくなるというニュースです。普通の方が使用する分には影響はありませんので、今まで通り快適なドローンライフをお楽しみ下さいね!